フォト・IPL治療

フォト治療・IPLとは

ICON
Palomar社 ICON

フォトフェイシャルやフォト治療、光治療、IPL治療などといわれる治療をご存じでしょうか?
ダウンタイムがほとんど無い治療で、シミやしわ、赤みなどが改善し、肌全体が若返るということで、以前より美容皮膚科では高い人気があります。
商標の関係などもあり、メーカーによって色々な呼び方をしておりますが、IPL(intense pulsed light)治療というのが一般的な呼び方です。
英語で書かれても、何のことかよくわかりませんよね?簡単に日本語に訳すと、強い光をあてる治療ということです。
では、同じく強い光を当てるレーザー治療と何が違うかというと、一つの波長のみのレーザーと比べて、色々な種類の光を同時に当てるということが最も大きな違いです。
また、光を当てている時間の長さも違います。
そのため、「レーザーよりも効果は弱いけれども、色々な効果があり、ダウンタイムが少ない」という特徴が生まれます。
残念ながら、20年ほど前の初期のIPL治療は不完全なものでした。
当時は「レーザーと違い、あまり効果が無く、効いているのかいないのかよくわからず、やけどなどの合併症の可能性もある」といわざるをえないもので、医師になりたての頃からレーザーを専門で学んで来た私は、IPL治療に関しては理論的にあまり良くない治療と考えておりました。

しかし、レーザー機器の会社がしのぎを削って改良を重ねた結果、現在ではとても有力で効果のある美容治療になりました。
当院で導入しているのは世界的トップ企業の一つであるサイノシュアー社の扱っているICONというIPL治療機です。
各社、独自の理論で様々な工夫を凝らしているのですが、ICONは理論的にも機能的にもとても優れた機種と言えるでしょう。

ICONは何が優れているか?

その1・強力な冷却装置がついている。

強力な冷却装置がついていることにより、皮膚表面のダメージを最小限にしながら、しっかりと治療効果の出る強い光を出せるようになりました。

その2・高出力が可能。

IPLという治療の特性上、高出力の光を当てるとやけどのリスクがあります。強力な冷却装置のおかげでやけどのリスクが減ったことにより、高い出力で効果的な治療が出来るようになりました。また、治療には必要ない波長の光をカットすることで、治療効果が高く、かつリスクの少ない治療が可能となりました。

その3・痛みが少ない。

照射前後に冷却装置で冷やすことにより、痛みの少ない治療が可能になりました。

その4・ジェルを塗らなくて良い。

ICON以外のIPL治療器では照射時に皮膚の保護のためにジェルを塗布します。その為照射後にそれを洗顔や拭き取りをしてジェルをとる必要がありますが、その際に髪の毛が濡れてしまったりします。ICONではジェルの塗布が不要なので、その煩わしさがありません。

どの様なシミに向いているか?

ICONによるIPL治療と、レーザー治療は共にシミに対するとても効果的な治療法です。
シミの中でも特に
・ 広い範囲に及ぶ老人性色素斑
雀卵斑(そばかす)
・ くすみの治療
でお悩みの方にはICONによるIPL治療が向いています。
シミの色素に反応する光線を通常の光治療よりも高出力に安全に照射する事が可能ですので、高い効果を期待する事ができます。

Qスイッチルビーレーザーとの比較

シミに関して最も強力なレーザー治療機はQスイッチレーザーと呼ばれるもので効果が高く評価されています。同時に、照射時に痛みがやや強いことと、レーザー治療後には照射部位がカサブタになり1週間ほどテープを貼っておく必要があり、また、レーザー治療後にはPIHという(一時的ではありますが)別の色素沈着が出来てしまうこともあるため、広範囲に照射するのはかなりハードルの高い治療でした。
当院では、フラクショナル照射という方法を用いることにより、上記の様な欠点がほとんどないQスイッチレーザー治療も可能です。

ICONによる治療の場合、フラクショナル照射と比べても痛みはさらに少なく、ダウンタイムがなく無理なく顔全体に照射することが可能です。広範囲にシミやそばかすがある方、シミだけでは無く赤みもある方、肌質の改善も求める方にはICONによるIPL治療がおすすめです。

当院では一つの治療にこだわること無く、そのときの肌の状態によって最適な治療を説明することにしております。そのため、ICONの治療とQスイッチルビーレーザーによる治療を組み合わせてより良い効果を出す治療も積極的に行っております。

赤みにもとても効果があります!

ICONによるIPLは皮膚の赤みの治療にも大変優れた効果を認められており、色素レーザーと同等との報告が多数あります。

・血管腫で色素レーザー治療を複数回受けたが赤みが残っており、治療の限界といわれた方
・いろいろなニキビ治療を試したが、なかなか良くならなくて悩んでおられる方
・ニキビ痕の赤み、手術跡の赤みがなかなか消えずに悩んでおられる方
・酒さでお悩みの方

以上の様な方には、ICONの治療が効果的な可能性があります。

血管腫に対し色素レーザーで複数回治療を受けた方

ICONによる治療は、色素レーザーで効果が出にくい場合にも効く場合があり、色素レーザーと同等、もしくはそれ以上の効果がある場合もあることが証明されています。これは、色素レーザーと同様の波長の光を用いていますが、色素レーザーより長い照射時間をもち、1回の照射でより広範囲に当てられることによると考えられます。色素レーザーが効かない部位や太さ、流速の血管腫にも効果が出る場合があります。(色素レーザー照射は保険がききますので、最初はまずは色素レーザーを試すのが一般的です)

ニキビ・ニキビ痕の治療

ニキビの治療は、第一に塗り薬や保湿剤などを用い保険治療を行います。ですが、薬の副作用などでなかなか治らないケースもあり、その場合にはICONによる治療は有力な選択肢です。自費治療になりますが、当院ではニキビのICON治療は特別価格で治療しております。

ニキビが治っても、まだニキビ跡が赤くて目立っており、気になるというお悩みは非常に多いのではないでしょうか?
ニキビ痕の赤みに有効な治療は少なく、基本的に時間が解決するのを待っていましたが、数ヶ月、場合によっては数年以上も赤みは続くので、長い間悩んでいる方も多いと思います。
ICONで治療を行う事により、赤みから早く開放されることが可能です。

手術後の赤み、炭酸ガスレーザー治療後の赤み

手術や炭酸ガスレーザーによるほくろ除去などの治療後に赤みが長くつづく場合があります。ICONで治療を行うことにより、手術後の赤みも少なくすることができます。(当院で手術を受けられた方で御希望の方は1発2000円の特別料金で治療を行います)

酒さでお困りの方

ICONは従来のIPL治療機よりも赤みに良く効きます。赤みに対しては色素レーザーと同等、もしくはそれ以上の効果が証明されています。ICONによる治療は色素レーザーよりも血管が破裂しにくく、内出血などの副作用が少くなりますので顔面の治療には特に向いています。
酒さで長い間お困りの方には是非一度試していただきたい治療法です。

 

2019年6月17日美容皮膚科シミ, レーザー, 美容, 美白

Posted by 中野 貴光