脂肪腫(リポーマ)

脂肪腫(リポーマ)とは

脂肪腫とは、脂肪細胞からなる良性のできものです。いわゆる「脂肪のかたまり」です。
皮膚や皮下組織のできものでは粉瘤の次に多いできものです。
粉瘤と間違えられることがおおいですが、化膿したり臭いを放つことはありません。

脂肪腫の原因

脂肪腫の原因はハッキリ判っていません。よく質問されますが、食べ物は関係ないと考えられます。
太っているとかやせているというのはあまり関係無く、むしろやせたことで目立ってきて発見されることも多いです。
稀に多発する人がいますが、その場合には遺伝的な原因がある場合があります。

脂肪腫の特徴

  • 通常は痛みはありません。化膿することもありません。
  • 症状はほとんどなく、皮膚のふくらみや弾力のあるしこりを感じて受診されるケースが多いです。
  • 脂肪腫の大きさは、直径1cm程度の小さいもの~直径10cm以上の大きいものまで様々です。

ほとんどの脂肪腫は皮下脂肪の層に発生します。多くの場合には何年もかけて徐々に徐々に大きくなります。
ごく稀に、筋肉内(筋肉の中や筋肉と筋肉の間)にできることもあります。

脂肪腫の治療

脂肪腫は徐々に増殖して大きくなります。手術によって摘出しない限り自然になくなったりはしません。
大きくなればそれだけ傷も大きくなります。また稀に悪性の“脂肪肉腫”の場合があります。
そのため早めの治療・摘出手術をお勧めします。

当院での治療の特徴

当院では皮膚の切開を可能な限り小さくすることに特にこだわって手術を行っております。
また、部位によって切開の方法や向き、部位などを細かく工夫しております。
大学病院では入院で全身麻酔で行う大きさでも、かなりの大きさまで局所麻酔での手術が可能です。(部位や合併症などにより適応は異なります)

 

2019年1月18日形成外科できもの, 手術, 皮膚腫瘍

Posted by 中野 貴光