粉瘤は手術すべきか?手術すべき3つの理由

粉瘤を手術すべき3つの理由

皮膚科の先生やかかりつけの先生に相談すると「良性腫瘍だから、ほっといても大丈夫と言われた。」

良性腫瘍だから大丈夫と思っていた・・・。

粉瘤の患者さんからよく聞く言葉です。

 

たしかに粉瘤自体は良性の腫瘍です。転移をすることはありません。

ですが、粉瘤は早めにとってしまった方が良いと思います。

理由その1・化膿したり、炎症を起こすと面倒である。

粉瘤は皮膚が裏返ったようになり、皮膚の下に袋が出来てその中に“アカや皮脂”が溜まっている状態です。多くの場合、その袋に小さな穴が開いており外とつながっています。そこから細菌が入ると化膿してしまいます。

化膿した場合には、切開をして膿とアカの塊を出す必要があるのですが、化膿していると麻酔が効きにくく、感染が酷いと切開後縫い閉じる事が出来ません。1~2週間シャワーで洗いながら傷が治るのを待つ必要があります。
化膿しなくても、袋が破れると”アカや皮脂”という異物が皮膚の中に入ることになり、異物反応で炎症をおこしてしまいます。その場合にも同様のことが起こります。

 

理由その2・切除しないと再発することがある。

化膿してり炎症を起こして切開した場合には上記のように痛くて面倒な思いをします。さらに、化膿している場合には粉瘤の袋がぐちゃぐちゃになっているので、取り切れない可能性があります。

その場合、数ヶ月後に再発してくるので、再度切除する必要が出てきます。

 

理由その3・早く切除した方が傷も小さくて済む

粉瘤は少しずつ大きくなります。小さい方が当然傷も小さくて済みます。手術も早く終わります。麻酔も少しで済みますから、痛みも少ないです。

粉瘤は手術をすることをおすすめします

以上の様な理由から、粉瘤は見つけたら切除することをお薦めします。

ただ、簡単に切除出来ると勘違いしている医師も多いのですが、実は粉瘤でも場所や大きさ、形状などによって切除の仕方にも様々なテクニックがあります。傷跡も切除後の経過も全然違うのです。

経験の多い形成外科医か、皮膚外科医に切除をお願いして下さい。

粉瘤(ふんりゅう・アテローム)

その粉瘤、本当に良性ですか?

2019年4月21日ブログ

Posted by 中野 貴光